Tone at the top(OGAMO & Co.からコピー)

今回は、「Tone at the Top」についてです。
私がこの言葉を初めて聞いたのは、米国公認会計士の内部統制の授業の中でした。
内部統制を構築、機能させるためには、いくつかの重要な要素があります。
その中で最も重要なものが、この「Tone at the top」だと言われています。多くの企業や行政機関で様々な監査を実施させていただく中で、私も最も重要だと実感しています。

さて、Tone at the topとはどのような意味でしょうか?
そうです。そのまま、トップのトーンです。すなわち、組織のトップの色、姿勢、醸し出す雰囲気、持っている感覚です。

最近、多くの企業の品質データ不正に関するニュースを耳にしますが、テレビ会見をする責任者の言葉を聞いたり、態度を見ると、「こんな人が社長なの?この責任者の感覚はヤバイでしょ!」と感じたりしませんか?企業だけではなく、スポーツ団体なども同じことですね。

なぜ、この言葉を会計の分野で勉強するのでしょうか?
そのとおりです。
企業のトップの感覚がおかしいと、不正会計に走るからです。
「真面目に帳簿を付けたら、赤字になるだろ~!」
「そんなこと帳簿に書かなくてもいいだろ~!」
「どうにかして増収増益にしろ!」
「税金なんて払えるか!」などなど

このような組織トップの色、姿勢、感覚は、会計だけの話ではなく、CSRなど、企業活動のすべてに影響を与えます。
例えば、品質面では、品質を良く見せるために、データ不正を指示するかもしれません。環境面では、コストを抑えるために、適切な処理をせず、廃水を垂れ流したり、廃棄物を不法投棄するかもしれません。労働面では、採用する際に性差別をするかもしれません。残業時間に対する適切な報酬が支払われないかもしれません。残業や休日労働を強制するかもしれません。セクハラやパワハラなど、各種ハラスメントに対する意識が低いかもしれません。安全面では、労働者の健康に影響を与える可能性のある化学薬品を扱わせているにも関わらず、手袋やマスク、ゴーグルなどの適切な保護具を支給してくれないかもしれません。。。

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