RBA(Responsible Business Alliance)は、2004年に複数の大手電子機器メーカーによってEICC(Electronic Industry Citizenship Coalition)として設立されました。RBA監査(VAP/Validated Assessment Program)は、世界的に認知された国際的なCSR(企業の社会的責任)監査で、グローバル企業との取引において、その対応が重要な要件となることも少なくありません。一方で、「何をどこまで準備をすればよいのか分からない」といった課題も多く見られます。
本ページでは、RBA監査の概要から監査までの流れ、実務上のポイントについて、電気・電子業界での元グローバルCSR監査員で、経験豊富な現役のコンサルタントが分かりやすく解説します。
1. RBA(RBA監査)とは?
RBA(Responsible Business Alliance)は、電子機器、小売、自動車、玩具メーカー等で構成される非営利団体で、グローバルサプライチェーンの影響を受ける世界中の労働者とコミュニティの権利等を支援しています。
RBA加盟企業は、共通の行動規範を遵守し、サプライチェーンにおける社会的・環境的・倫理的責任の継続的な改善を実施しなければなりません。また、RBA加盟企業に加え、加盟企業のサプライヤーである数千社においてもRBA行動規範の実施が推奨されています。
RBA監査(VAP/Validated Assessment Program)は、電子機器などのサプライチェーンにおいて、労働者の人権、労働安全衛生、環境保全、倫理、マネジメントシステムが「RBA行動規範」に適合しているかどうかを国際的な第三者監査機関が評価・検証する国際的な監査プログラムです。
2. 対象となる企業
RBA会員企業
・電気・電子
・自動車
・玩具
・小売 など
3. RBA監査を受けるメリット
・大手グローバル企業の調達基準への対応
・企業の社会的信頼性向上
・海外市場への対応強化
・ESGの一環として、投資家への対応(国際的な監査機関による評価)
4. RBA監査までの流れ
一般的な監査の流れは以下の通りです。
①RBA会員登録
②CSRマネジメントシステム管理体制の構築、現場の改善
③監査機関への申請(ご希望に応じて、貴社の業界に強い国際監査機関をご紹介させていただきます)
④監査対応
⑤必要に応じた是正対応
※企業毎に状況が異なるため、必要な対応や準備内容は大きく変わります。
5. 費用と期間の目安
・費用および準備期間は、規模や既存の管理体制によって大きく異なります。お急ぎの場合は、優先的・集中的にコンサルタントを割り当てることも可能ですのでご相談ください。
・RBAの会員費、監査機関への監査費用、社内マネジメントシステム構築サポート等の当社のコンサルティング費用などが発生します。
6. よくある課題・失敗例
・RBA監査(VAP)を受けるにあたっては、以下のような課題が多く見られます。
・何をどこまで準備をすればよいのか見当がつかない
・ISO9001やISO14001は取得しているが、CSRマネジメントシステムが構築できていない
・法規制の遵守状況を把握てきていない
・社内ルールの整備が不足している
・要求事項の理解が不足している
※これらは監査の遅延や指摘の原因となるため、事前の対応が重要です。
7. 実務上の重要ポイント
RBA監査は、他の監査や認証と比較して、要求事項の範囲が広く、深いです。すべての範囲を網羅した適切なマネジメントシステムの構築と運用が重要になります。
8. コンサルティングについて
当社では、RBAに関して以下の支援を行っています。
・RBA監査を受ける前の準備サポート
・CSRマネジメントシステム構築後の運用サポート
・その他
※豊富な実務経験をもとに、貴社の状況やご計画をお伺いした上で、最適な進め方をご提案いたします。
RBA監査の受審を検討中だが対応方法が分からないなど、お困りの企業様やご検討中の企業様は、下記のお問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。
貴社の状況をお伺いした上で、監査機関の紹介を含め、最適な進め方をご提案いたします。